終戦記念日でしたね。
日本は今現在、戦争状態ではないです。
でも、今、この時、戦火の中にいる人が世界中にいますよね。
小さい頃は、そんな事も知りませんでした。
戦争とは無縁な幼少期。
貧乏ではあったけど、明日食べる米に事欠くことの無いと思えるくらいの暮らしをさせてもらっていました。
そんな中で教わった戦争についての事。
多分、その時も世界の何処かでは戦争をしていて、きっと先生はそんな事も教えてくれていたと思うけど、理子乃助の記憶には残っていない。
ある程度大きくなって、終戦記念日近くになるとテレビでやる戦争についての特集やドラマを夢中で見ていました。
知りたい。
ただその思いだけで。
そして自分の中で蓄積されていく情報を消化しきれなくなって………戦争についての特集、ドラマ、アニメ等の一切を見る事をやめました。
やめたというよりも、見られなくなりました。
あまりに苦しくて。
激ヤバなチキン野郎なので、自分だったら逃げ出してる。
怖くて、怖くて、怖くて仕方がない。
なのに、なんであの時代の、あんなに若い、しかも男と言うだけで戦争に行けたんだろう。
国のため、家族のため、色んな何かのために行ったんだと教わりましたが、それだけで自分なら行けない。
本当に頭の下がる思いです。
色んな場所で戦火に散った方々の遺品を拝見する機会がありますが、音大生、美大生も中にはいらっしゃって、自身の楽器や絵等の作品を目にした美大卒の友人が驚いていました。
そうです。あの頃に音楽が出来ても絵や創作活動が出来てもどんな特技があっても戦争に駆り出されたんです。
壮絶な遺品の中に美しい作品が入っていると、更に心が抉られる思いがしてしまいます。
戦争はしてはいけない。
そう思います。
でも、自国に仕掛けられた戦にそのまま降参出来ますか?
死ぬのが怖くて怖くてたまらない理子乃助でも、仕掛けられたら………。
先の大戦で命を落とされたすべての方のご冥福をお祈り申し上げます。
そして、御礼申し上げます。
皆さんが思い描いた将来像とはかけ離れて、非正規雇用で対して社会貢献もしていない私ですが、生まれてこれて、生きてこれました。
本当にありがとうございます。