そして言われる………

母が転院した施設でその日1日だけで何度も言われました、

「もう治療もできない状態なんですから」

「看取りの時間なんですから」

と………。

いやぁ、ここの施設の人たち、心がないんじゃないかって思うほど、何度も言われました。

そりゃぁ、経験値から色々見えている風景があるのかもしれませんが、ちょっとここの人たちが信用できなくなってきました。

確かに理子乃助たちは、医療的ケアがかなり必要な状態とは認識していますし、そのお陰で今の状態を保っていられてるんだとは分かっています。

でも、早々に看取りの時期が来るとは認識していません。

そこら辺が前面に見えているから施設職員は苛立ったのかもしれませんが、そんなことは知ったこっちゃない。

だって、母の目にはまだまだ力があって、普通なんですよ。

普通に生きているって感じの目なんですよ。

そしてそういう雰囲気なんです。

だから諦めていないのに、看取りが看取りがって、五月蝿いんだよっ!

勝手に寝たきりとかにさせられたら、ぶっ潰すぞ、こらぁ!

って思っています。

嘘つき………

って言いたくなる程、話と違うんだけどぉ。

施設に母は転院したんですが、聞いてませんけど!ってことばっかりで、騙された気分で、ガックリしながら帰ってきました。

家族面談では良いことばかり言っていて、結局はできないことが判明。

かといって帰りますって言えない状態の人間に、あまりにも酷いと思ってしまいました。

世の中はこんなクズばっかりなのか………。

ついていると思っていた自分が恥ずかしいレベルで騙された………。

一番にショックだったのが、母は酸素吸入をしているのですが、今までの病院では酸素吸入のボンベを車椅子自体に取り付けたり、持ち運ぶ架台?に乗せて引っ張って車椅子に乗せてもらって離床をしていたのですが、介護施設ではそれができないと言われました。

聞いていませんけど!

じゃ、全く離床をさせてもらえないってことなんでしょうか?

ショックと絶望で目の前が真っ暗になりました。

最初の家族面談での話と違うんですけど。

なんなの、この施設は。

詐欺じゃん!

だったら最初の療養型病院と同じじゃないのよ。

同じなら最初の病院の方が患者家族に寄り添ってくれたよ。

絶対、許さねー!

このままでは終わらせない。

絶対に奇跡を起こして離床できるようにさせてやる!

くっそー~~ーーーーーー!

その前に………

施設に行く前に母は胃ろう増設手術をしないといけない。

でもこの間決めたと思った療養型病院でも今度の施設でも経管栄養でも問題なかった。😅

医療ケア的に面倒な部類の母を受けれてくれるところなので、どこも胃ろうにしないと受け付けないってところではなかった。

でも、やっぱり鼻からチューブを入れているのはストレスがかかるので本人は楽になると思いますよという言葉と、以前手術の相談に行った時の医師が在宅介護なら胃ろうを勧めますという話を聞いたので、その選択肢は今の状況では無理だけど、万が一にも在宅介護できるようになれば管理が簡単な方が良いので、そのまま手術してもらうことにしました。

手術の相談に行った時にめっちゃリスクの方ばかりにフォーカスした話しかしないのでかなり気分は落ち込み気味に………。

でも、あの何でも叶えてくださ神社にお礼参りと無事を祈りに行ったら、問題なく終わりました。

手術終わって次の日の夕方に顔を見に行ったのですが、なんか今までと違って見えました。

何て言うんでしょうか、ものすごくすっきりして、普通の顔になってました。

病人って感じじゃない、普通の顔。

どう表現すれば良いのか分からないのですが、前日までとは違った、くすんだベールが剥がれた感じの明るい雰囲気になっていました。

たん吸引の量も減っていそうです。

このまま減ってくれると母が楽になるんだよね〜。

今度行く施設はもちろん建物も設備も古いし狭いしって感じなんですけど、手にミトンを付けなくてもいいのでテレビを見させてあげられる環境にできるので、少しは気晴らしになるのではないでしょうか。

とにかく少しでも楽しいって思えることを提供できたらなって思います。

ちなみに今度行く施設は抑制のためのミトンはしない主義で、鼻からチューブを入れて栄養をとっている人は違和感からか抜いてしまうことが多々あるようなのですが、この施設ではチューブ抜き放題で再挿入し放題らしい。w

そんな施設も探せばありますよ!

まじかっ………

初めて甘みを感じました。

何の甘み?と言いますと、「茹で栗」の甘みです。

理子乃助、水分の足りな食べ物が嫌いなので、ポクポクな茹で栗が好きじゃなくてほぼ食べない。

モンブランとかの栗の加工品?は好きだけど、ただ茹でただけの栗って味が無いしポクポクして………美味しくないよね?😅

だけど、父は茹で栗好きだったなぁと思って、野菜屋さんに新鮮で良い粒?の栗が売っていたので、茹で栗にしてお仏壇にお供えしようかと思って買ってみました。

茹でるだけって思っていたら…………茹で栗って結構面倒くさい。😰

半日以上は水につけてアク抜きしなくちゃいけないんだって。

栗を買って家に着いた時間は午後2時でそこから半日って………夜中やんけー!

ってことで、冷蔵庫に入れて朝まで水につけて、ザルにあげた状態で冷蔵庫で2晩寝かした。www

だって、出社しての勤務で帰ってからやる時間なかったんだもん。

ってことで茹で栗作り再開して、やっとさっき作り終えて一粒味見してみたら………甘くてびっくりした。

もちろん甘栗ほどは甘くない。

でも、今まで感じたことないくらいの甘みを感じました。

こりゃ美味しいわ。www

もうちょっと冷めてからお供えしようと思います。

っつーか、歳とって味覚が変わったから美味しく感じてきたのかなぁ?🤣🤣🤣

追伸:渋皮煮も作っちゃいました。w

渋皮の剥きがあまかったのか、硬い部分が残っておりました

結局は………

母の転院先を探している時に思ったのですが、結局はこの国は文句があるなら自分で面倒見ろ!という考えが根底にあるんだなと思いました。

確かにその意見も理解できる部分もあります。

でも何十年も保険料を支払ってあまり病院のお世話にもならずに健康を保ってきて、いざ助けて欲しい時にそれって、どうなのよと思います。

理子乃助も途中で「だったら自分で面倒みます!」って何回啖呵を切ろうかと思ったことか。

でも、残念ながら理子乃助は今職を離れたら将来なんかない状態にしかならなくて………。😭

本当に財力って生きるためには必要です。

本当の命を繋ぐという意味の生きるため、です。

自分らしく生きることとは違います。

母の入院の経験から色んなところで生きるためにお金があれば解決出来ることが多いなぁと、しみじみ感じました。

そして今まで病院のお世話になんてあまり無く、真面目に保険料ももれなくずーっと払い続けてきたのにもかかわらず、いざ使いたいとなったら、もうあんたに金なんかかけてやるわけねーだろ!って言われるのは、本当に悔しい。

この何十年の保険料は他人のためだけに納めていたのかと思い知らされる。

母の納めた保険料で誰かが健康になってくれるのは嬉しい事です。

でも、だからって、必要な時に高齢者だってことで命を守るはずの健康保険に脅かされるとは思わなかった………。

と思ったら………

前日書きました神社のお礼参りに行った数時間後、とんでもないことが起こりました。

待機リストに入れて頂いていた施設から、空きが出たとのお知らせでした。

ネットでも待機待ちが数人いらっしゃるとの記載があり、面談時も対応してくださった方が、他の施設で2〜3ヶ月待ってというお話をされていたので、自分たちの順番がどの程度か分からないのですが、漠然と数ヶ月後かと思っていましたが………今でした。w

これもお礼参りに行った神社さんのお陰でしょうか。

特に早く順番が回ってきますようにとかはお願いはしていなくて、先日のお礼と手術が上手くいきますようにとお願いをしたのですが、それがどうしてなのかこうなって。

かなり衝撃的に驚いております。

先日お願いをしました療養型病院さんには本当に申し訳ないことをしてしまいました。

でも、今の母の状態だと今回お声がけ頂いた施設の方が合っているように思われ、介護ももう少し手厚く見て頂けそうだったので、こちらにお願いをすることにしました。

いやぁ、もう、色々衝撃的に自分たちが思う方向にサクサク進んでいて、気持ちが追いつかないです。

でも、きっと母に良い状態を作って下さっているんだと思います。

本当にありがたいことでございます。

またお礼参りに伺わせていただきます。

ありがとうございました。🌈

お礼参り………

に行ってきました。

お参りさせて頂いた神社が家から遠かったので、会社に行く前の早い時間に行ってきました。

そこまで大きくないのですが、都内にという立地を考えるとそこそこの広さの神社だと思いますが、朝6時台でも参拝客が途切れることなく訪れていました。

綺麗に保たれているので地元に愛されている神社なんだろうなぁとは思っていましたが、こんなにも熱いとは思っていませんでした。

………なめてました、ごめんなさい🙇‍♀️

お礼参りなのに手術を控えている母のことを再度お願いをしてしまいました。

欲張りですみません。

でも、やっぱり安定の安心感をもらえる神社でした。

ありがとうございました🌈

いそいそ………

転院先に持ってきて欲しいと言われたものを買ってきました。

羽織ものが必要とのことで母のお洋服を漁りましたが………丁度いいのがなかった。😅

なので無印良品でフリースのカーディガンの薄ピンクのものを買ってきました。

膝掛けもと言われたのでお家で使っていたのを持って行こうかと思ったのですが、結構使い古している感じで………。😅

街?をふらふらしながら膝掛けを探しておりましたが、なかなかいい感じのものがない、と思ったら………キターーーーーー!www

Francfrancにめっちゃカラフルな色合いの膝掛けに引き込まれてお店に入ったら、流石にこの色合いは派手すぎだなぁと思い裏に回ったらいい感じのラベンダー色の膝掛けを発見!

フリンジがついたもので、なんかとっても惹かれたので買っちゃった。w

全くの理子乃助の好み全開で選んじまった。w

でも、なんかちょっと色合いがある方がいいかなって思って、選んだけど、そんな時間がちょっと楽しかったです。

久しぶりにワクワクできて、気分転換ができました。

これからは長期戦なので自分の時間も楽しまなきゃね。

まだまだそんな気にはならないんだけどね………。

でも、楽しくなるように頑張ろうっと !

療養型病院 まとめ………

まだ転院していないので何とも言えないですが、療養型病院についての色々を書いておこうと思います。

まず、療養型病院とは病状が慢性期になった方、治療よりも長期にわたる介護が必要な高齢者が、医 師の管理下で看護、介護、リハビリテーション等の必要な医療を受けることができる病院のことらしいです。

使用する保険は、医療保険ご利用の場合と介護保険ご利用の場合があり、各病院によって 適用保険が異なるそうです。

で、入院する場合、延命治療拒否に同意しないと入院できない病院がほとんどです。

そして、この延命治療拒否には手術すれば治る病気でも治さないでそのまま対処療法をして悪くなることを遅くするだけの対応で良いですということも含まれています。

理子乃助の中の延命治療拒否というのは、手術でも治らないような、もう老衰というかこれ以上何かをして治らない状態になった場合の最終時に延命治療をしないことに同意するものかと思っていました。

そうではないって分かったのは家族面談に行った病院で聞いた時です。

で、そのことを今入院している病院のソーシャルワーカーに言った、さらっとそこも含めてです、って言いやがった!

お前そこまで事細かく言ってねーだろ!

同じような状況になった方は、いつ知りました?上記のようなことを。

最初から事細かく教えて欲しかったです。

そして、療養型病院のほとんどは手術が必要な場合でも転院はさせてくれないし、適切な治療もしてくれません。

まさに見殺しにしているだけです。

こんなの医師じゃない、病院じゃないって思ってしまうのはいけないことなのでしょうか………。

ですが、理子乃助達は見つけましたよ、転院させてくれる療養型病院を。

但し、夜間、祝休日以外の対応になるとのことでした。

そして、受け入れてくれる病院があれば、ということでした。😅

高齢者のしかも療養型に入っているような状態の方の治療が必要な転院のハードルは高いらしいです。

理子乃助達が見つけたところは、実際にも転院して治療して帰ってきた方もいるとのことで、全く可能性のないことではないとのことでした。

そして、治療費は一定額しか支給されません。

病院、施設等曰くパック料金、だそうです。w

なので、その金額の中で保険費用で賄わなければいけないものは収めなければなりません。

ということは高額なお薬を処方されている方は別の薬に変えられてしまいます。

理子乃助は経験があるのですが、同じ効果のあるお薬で安いものがあるのですがこっちにしませんか?と言われて使ったら………全然効かなかった。😅

反対に安い薬であるメーカーのものだけが体にあっていたこともあります。

なのでお薬変更が全部悪いとは言いませんが、今、この状態で保っていられるのもお薬のおかげかもしれないのに、それも続けられません。

別途10割負担でどうしても投与したお薬があった場合って対応してくれるのかな?聞いてないけど………。

そして、大抵の病院施設は古いです。w

昔ながらのところが多いので、中は清潔で綺麗なのですが、設備やビル自体があまりに古くてビックリすることが多かったです。

そして、リハビリはほぼしてくれません。

リハビリ科がついている病院でも保険の規定的に療養型病院でできる範囲が週3回で一回が20分程度なので、ほぼマッサージで終わって回復するためのリハビリではありません。

公的なところでない施設等でしたらオプション費用を払うならリハビリをしてくれるっていう施設もありましたけど。

という訳で、数件しか行った事がない療養型病院の印象をまとめてみました。

うちのようにこういった病院に行かざるおえない人が沢山いて、その陰で苦しい思いをされている患者さん、患者家族の方が沢山いるんです。

皆さんは、どう感じましたか?

自分が、または家族を療養型病院に入れる覚悟はありますか?

そういえば………

叔父と話をしていて、思い出しました。

そう言えば、母の兄弟で同じように長期入院が必要だった伯父たちがいたなぁって。

最初に長期入院が必要になったのは母の兄弟の末っ子で一番若い叔父でした。

多分倒れた当時叔父は40代だったのではと思います。

叔父の子供である従姉妹たちもまだ10代だったと思います。

長い間意識もハッキリしないまま数年後に他界したと思います。

その間、病院をあっちにこっちにと転院していましたね。

その頃も3ヶ月ルールがあったからの転院に次ぐ転院だったのでしょう。

そして、もう1人の伯父は数年前でしょうかね。

理子乃助、親戚付き合いはあんまりしてなくて、母がいるので母任せだったのでいつだったか覚えてなくて………お恥ずかしい。

先日、母のお見舞いに来てくれた叔父が自分の兄弟の話をしてくれて、思い出しました。

「皆あっちこっちに行かされて、大変だったんだよ。
 ずーっといさせてくれるなら、それが良いよ。
 居たくても居させてくれなかったんだから。
 転院先を探すのも大変だもんな。」

って言ってました。

最初の叔父の入院は20年以上前の話しなので医療制度がどうなっていたか分からないのですが、数年前の伯父の時は療養型病院がなかったんでしょうかね?

それとも、一般病棟にいないと治療ができない状態だったのかなぁ。

こっちのお家の従姉妹が伯父がこのような状態になったので速攻で福祉系の資格を取ったらしいです。

………お姉ちゃん、すごいよ。😅

とはいえ、母の兄弟たちは長く入院するばかりではなく、老人ホームに居たのに倒れているのを発見されて、そのまま亡くなった伯父もいますし、同じく前日まで娘と美味しいものを食べていたのに翌日に心臓発作で亡くなっている状態で発見された伯母もいます。

なので、遺伝というか体質とかでは測れないものだなぁと思ってしまいます。

長期入院していた伯父たちを思えば、一応転院の必要はない病院に行けるのは良いことなのかな?